ケーススタディ
-
スポーツ用品メーカーE社様
BCP計画見直しのための建物耐震診断
-
耐震診断を契機としたCRE戦略を提案し、工場移転・新設に係るコンサルティング業務に加え、助成金申請に関するアドバイスにより、移転コストの削減にも貢献しました。
1. お客様の課題
-
- BCP計画見直しにあたり、リスク把握のため、全国にある拠点工場の耐震診断を行いたい。
- 適切な設備投資を行い、商品開発力と生産性を高めたい。
2. 提案・支援内容
耐震診断の実施と診断結果に基づくコンサルティング
- BCP計画見直しに向けたリスク把握のため、中央日本土地建物グループが複数の工場を対象に耐震診断を実施、耐震基準を大幅に下回る工場や、実施すべき耐震補強工事内容を把握することができました。そこで、耐震性能上の優先順位を設定、移転先の検討、耐震設計と補強工事などの耐震化プランをご提案し、各工場の建て替え・移転・補強工事までをトータルにサポートしました。
移転先や売却先の探索
- E社様の最優先事項は、従業員の継続雇用でした。既存の工場から離れた立地では継続雇用が難しくなるため、近隣エリアの用地を粘り強く探索し、新工場の用地を確保しました。また、E社様から既存工場の改善要望などをヒアリングし、より機能的で快適な施設の計画と、工事管理をサポートしました。
工場の移転・新設に伴う助成金のアドバイス
- 工場の移転・新設に伴う自治体からの各種助成制度に申請した結果、複数の自治体から助成金を享受、E社様の移転コストの低減に寄与しました。
3. まとめ
- 耐震診断の結果を踏まえ、適切な改修工事や工場移転を実施したことにより、E社様のBCP計画はより強固なものとなりました。新築した工場は、既存工場から距離も近く、従業員の継続雇用も実現。質の高い商品がスピーディーに生産できる新たな工場が竣工し、E社様のさらなる発展につながりました。
-
-
スタッフ紹介
綾部 博介
CRE営業二部
スタッフ歴約20年始まりは、E社様からの「ゼネコンから耐震診断の見積を取ったのだが、金額の高さに驚いている。知恵を貸してほしい」というご相談でした。直ちに耐震診断の担当者と連携し、ご予算や事業計画に応じた耐震化計画のご提案を行いました。我々が提供できるお客様にとってのベストソリューションを追究し、ニーズに合ったご提案を行ったことで、本件受注につながりました。
本件をきっかけに、その後の耐震化工事、新工場用地の探索と取得の仲介、新工場建築のPJM等、一連の計画遂行のマネジメントを任せていただき、微力ながらE社様の事業に貢献出来たと自負しています。
一連のプロジェクトを完遂した際にはE社様から感謝のお言葉をいただき、私もうれしく思うと同時に、お客様のために何ができるかを考え続けることの大切さが心に染みた案件でした。
- お問い合わせ・ご相談はこちら
-
03-3501-6173
[ 受付時間 ]8:50~17:00
(土・日・祝日・年末年始・夏季休暇を除く)