ケーススタディ
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インキメーカーA社様
戸建て賃貸住宅の提案・建築を通じた
コロナ禍の新生活様式とSDGsへの対応 -
遊休化している不動産に対して、木造戸建て賃貸住宅の建築を提案し、コロナ禍の働き方やSDGsにも対応したプロジェクトとしてお客様の経営課題の解決に貢献しました。
1. お客様の課題
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- 長期にわたり遊休化している不動産を有効活用したい。
- SDGsへの取り組みにもつながるプロジェクトにしたい。
2. 提案・支援内容
木造戸建て住宅14戸の有効活用提案
- A社様からのご相談を受け、対象地周辺エリアのマーケットを分析。これに加えて、A社様の経営方針や費用面のご要望などを踏まえて、一般的な有効活用手法である集合住宅ではなく、容積率にゆとりを持たせた全14戸の木造戸建て賃貸住宅の建築をご提案。収益性に加え、周辺地域との調和や環境負荷低減の観点からも高いご評価をいただき、当社グループの提案を採用いただきました。推進体制は、プロジェクトマネジメント業務を中央日土地ソリューションズが、設計監理業務と新築工事の請負業務を中央日土地ファシリティーズがそれぞれ担当し、プロジェクトの企画から設計・建築までワンストップでご提供しました。
コロナ禍の「働き方」にも対応した建物計画
- 建物計画については戸建て住宅であることに鑑み、容積消化による収益性追求よりも、充分な庭や駐車スペースを確保し、室内での楽器演奏やペットの飼育も可能にするなど、入居者の快適性を重視。さらに新型コロナウイルスの影響により「働き方」が見直される中、各住戸にはリモートワーク用の書斎を完備。戸建て住宅建築のノウハウを持つ中央日土地ファシリティーズが施工を担当することにより、A社様のご要望・疑問点にも迅速に対応しました。
SDGsを見据えた環境負荷の低減や地域に配慮した街づくり
- 使用素材も含め、環境負荷や地域にも配慮した街づくりによって、A社様のSDGsへの取り組みに貢献。住宅性能評価4項目で最高等級の性能(長期優良住宅と同等レベル)を確保し、建物性能面でも高水準の仕様としました。 こうした取り組みや施設計画が、コロナ禍において部屋数・広さを確保できる郊外物件を求めるニーズと合致し、竣工後まもなく満室となりました。
3. まとめ
- 総合不動産グループとしての強みを活かし、A社様の課題解決に必要な一連のサービスを、ワンストップでご提供しました。また、社内にてプロジェクト名称の公募を実施されるなど、A社様にとっても大変注目度の高い案件となりました。
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スタッフ紹介
品川 太久磨
アドバイザリー部
スタッフ歴約15年このプロジェクトは幼少期、親に何回も読んでもらったディズニー名作絵本「小さな家(おうち)」から着想を得て、「どこか懐かしいライフスタイルが満ち溢れたコミュニティー」をコンセプトに計画しました。50年以上前の絵本ですが、私が不動産業界で働くきっかけになった原点です。このコンセプトはA社様にも共感いただき無事、竣工を迎えることができました。
自社事業とは異なり、プロジェクトマネジメントではお客様の大切な資産をお預かりします。相応の業務経験を経た今でも『失敗はできない』という緊張感をもって仕事に取り組んでいます。戸建住宅から生産工場まで、あらゆるCREのご相談に対応できるプロフェッショナル集団です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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