日本土地建物株式会社が参加しております「大崎駅西口南地区市街地再開発準備組合(山口亨理事長)」は、1月21日、東京都から組合設立許可を受けました。
この事業は、「市街地再開発事業」として、JR大崎駅西口に延床面積約5万9160㎡の再開発ビルを建設することを目的に組織されたもので、参加組合員として日本土地建物、山田建設、NIPPOコーポレーション、セコムホームライフの4社が参加し、当社がその幹事をしております。
当プロジェクトの再開発施行区域は品川区大崎2-11他。再開発ビルは、住宅約220戸、事務所、店舗、高齢者福祉施設、駐車場からなる高さ114mの複合ビルです。また、大崎駅からは歩行者デッキを整備し、各街区間のネットワークを形成すると共に、西口公園を始めとした緑地・広場などオープンスペースを確保し、憩いと潤いのある快適な市街地環境を目指します。
現在、大崎駅西口には、既に「大崎シンクパークタワー(Think Park Tower)」が竣工しており、株式会社ソニーも自社ビルを計画、また、住友不動産などが分譲を行う大型マンションなども建設中です。
当社は、1987年の大崎駅東口開発から駅周辺の開発に関わっております。この西口開発が完了すると、大崎駅周辺には住宅・業務・商業などを含めた新たな複合市街地ができあがり、駅周辺に一層の発展が見込まれます。
【竣工予定:2012年7月】
大崎駅西口南地区は、東京の副都心として都市再生緊急整備地域に指定された、JR大崎駅周辺地域約60ヘクタールの南端に位置しております。
大崎駅周辺は、古くから工業を中心として発展してきましたが、大規模工場の移転などにより再開発が進んでおりました。
東口では既に、当社が事業に関わった大崎駅東口第1地区(大崎ニューシティ)をはじめ、東口第2地区(ゲートシティ大崎)など、市街地再開発事業などによる面的整備が進められています。
西口も、株式会社明電舎工場跡地及び中地区での市街地開発事業の計画構想が持ち上がったことをきっかけに、南地区も含めたエリア全体での開発が進行しています。
〔大崎駅西口地区全体の概要〕
- E東地区・・・明電舎「大崎シンクパークタワー」(2007年10月25日オープン)
- 中地区・・・・「大崎ウエストシティタワーズ(住友不動産による大型マンション)」とオフィスビル(建設中)
- ソニー地区・・「ソニー大崎工場跡地再開発」 として、研究開発部門自社オフィス(建設中)
- 南地区・・・・当プロジェクト
計画概要
【計画地】
所在(施行区域) |
東京都品川区大崎2丁目11他 |
建築敷地面積 |
約7,160㎡(約2,166坪) |
交通 |
JR山手線・埼京線・東京臨海高速鉄道りんかい線「大崎」駅 |
【計画建物】
構造 |
SRC造、S造、RC造 |
規模 |
地下2階 地上25階建 |
延床面積 |
約59,200㎡(約17,900坪)
|
駐車台数 |
158台 |
用途 |
事務所、共同住宅、店舗
公共施設(品川区高齢者福祉施設) |
【事業体制】
参加組合 |
日本土地建物株式会社 |
山田建設株式会社 |
株式会社NIPPOコーポレーション |
セコムホームライフ株式会社 |
基本設計 |
株式会社協立建築設計事務所 |
完成予想パース
〔外観〕
これまでの流れと今後のスケジュール
【これまでの流れ】
1998年 9月 |
「西口地区まちづくり連絡会」発足 |
2001年 3月 |
「大崎駅西口南地区再開発準備組合」設立 |
2002年10月 |
都市計画決定(地区計画) |
2007年 8月
| 地区計画変更(整備計画)・市街地再開発事業の
都市計画決定告示 |
2009年 1月 |
組合設立事業認可 |
【今後のスケジュール】
2009年 2月 |
特定業務代行者決定 |
2010年 1月 |
権利変換計画認可申請
|
2010年 3月 |
施設建築物工事着工 |
2012年 7月 |
施設建築物工事完了 |
以上