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不動産ソリューション事業旧日本土地建物

CREマネジメントシステム「CREX」12月2日リリース

日本土地建物株式会社は、企業の不動産(CRE)情報を整備、一元管理するためのソフト、【CREマネジメントシステム「CREX」(クレックス)】を12月2日リリースいたします。CRE戦略支援のフロントランナーとしての経験とノウハウを活かして開発した「CREX」は、CRE戦略実践の第一歩となる情報整備に対して強力な力を発揮するITツールです。

経営環境が激変する今日、企業不動産=CRE(Corporate Real Estate)を、重要な経営資源として捉え経営戦略に活かす「CRE戦略」の重要性がますます高まっています。
国土交通省のガイドラインにもあるように、適正なマネジメントサイクルに沿った「CRE戦略」は、不動産管理にかかるコスト削減/キャッシュ・イン・フローの増加/経営リスクの低減などの効果を産み、中長期的な視点から企業価値を向上させる継続的成長戦略です。

~『CREX』による戦略的マネジメントサイクル~

CRE戦略におけるマネジメントサイクルとは、まずCRE情報を整備し、その情報を社内で一元的に管理する体制を構築する「リサーチ」に始まり、様々な角度から分析・検討を加えCRE戦略を立案していく「プランニング」、適切なソリューションを実行する「プラクティス」、ソリューションの結果をモニタリング・検証する「レビュー」、検証結果から改善点を洗い出す「アクション」の各フェイズからなる一連のワークフローのことです。
当社はこれまで、お客様とともにCRE戦略を構築、実行する過程で、マネジメントサイクルの初動段階であるCRE情報の整備、情報の一元管理体制構築の重要性を強く認識すると同時に、その実行面における難しさを痛感してまいりました。それは、CRE情報が、①物理的情報(土地建物の基本的な情報)、権利的情報(登記情報、法令・条例等の制限等)、経済的情報(資産評価情報等)等、多岐かつ多項目にわたること、②各情報が紙媒体を中心として社内のさまざまな部署に散在すること、に多くの原因がありました。
こうしたCRE情報整備に関する諸問題を解決するため、今般当社は、綜合ディベロッパーや鑑定評価機関としての経験、ノウハウを活かしたITシステム、「CREX(クレックス)」を開発いたしました。「CREX(クレックス)」は、多岐に渡るCRE情報を効率的に管理可能とするだけでなく、例えば事業部門別などセグメントごとの簿価・時価・使用価値などを比較分析する機能を搭載しており、マネジメントサイクルを具体的に推進していく上で大変有効なサポートツールとなっております。

~当社の方針~

当社は、1999年から不動産業界で先陣を切り、CRE戦略支援事業に取り組んでまいりました。ここにきて我が国でも、CREの収益性を詳細に公表する国際会計基準を取り入れる動きが進展し、企業におけるCRE戦略の必要性は更に高まっております。
当社は、こうした状況に鑑み、CRE戦略支援事業を投資開発事業と並ぶコア事業と位置付け、更に強化していく所存です。
今般のCREX導入により、当社はお客様のCRE戦略実践に際し、迅速・的確なサポートを提供することができるようになりましたが、スタッフもレベルアップも含めて更に増強し、お客様のご期待に応えてまいります。

〔CREXの特徴〕

  • 様々な要望に、コンサルティングを含めフレキシブルに対応できます。
  • 多様なアセットタイプ、権利情報等の詳細項目まで対応。
  • 基本情報に加え、工事履歴、リスク情報も網羅。
  • 登記情報、画面、契約書、画像等を一元管理。
  • 表計算ソフトへのデータ出力により、独自の集計、分析が可能です。

〔CREXシステムパッケージ概要〕

Main Package[基本情報データベース]
◆土地建物基本情報
法令・規制情報/登記関係情報/各種権利情報
賃貸借契約情報/許認可履歴情報/価格関連情報
◆物件区分マスタ修正
◆文書・画像登録
◆個別CRE概要作成
◆定型・基本リスト作成
◆検索・地図表示

※支出管理用D/B、収入管理用D/Bを順次開発予定

以上