住宅事業旧日本土地建物
『Yoyogi Park Manor』の竣工について
日本土地建物株式会社は、代々木五丁目〔東京都渋谷区〕にて、外国人向け高級賃貸住宅の当社第二号案件『Yoyogi Park
Manor』を竣工しました。
*「マナー(Manor)」とは、英語で「邸宅」の意。
計画概要
〔計画地〕
- 所在:東京都渋谷区代々木五丁目35番3号
- 敷地面積:1,123.37平方メートル(339.81坪)
- 用途地域:第二種低層住居専用地域(建蔽率60%、容積率200%)
- 交通:小田急線「代々木八幡」駅徒歩5分,千代田線「代々木公園」駅徒歩6分
〔計画建物〕
- 用途:共同住宅
- 構造:鉄筋コンクリート造
- 規模:地下1階地上4階建
- 延床面積:2,622.76平方メートル(793.38坪)
- タイプ・戸数:賃貸戸数:8戸
- 住戸専有面積:123.20平方メートル~291.68平方メートル
- 駐車場:11台(地下平置自走式)
〔事業主など〕
- 事業主:日本土地建物株式会社
- 企画コンサル:株式会社ケン・コーポレーション
- 設計・監理:日土地綜合設計株式会社
- 施工:株式会社竹中工務店・日土地建設株式会社 JV
計画のコンセプト・ポイント
〔立地分析〕
- 都心に位置し、交通アクセス良好
- 代々木公園一望の高台に位置し、目前には代々木八幡神社の森が存する緑豊かな閑静な地域
- 周辺には高級マンションのほか、ブルガリア大使館、ブラジル大使館等の存する閑静な住宅地域
- 生活利便施設が充実
〔ターゲット〕
- 外国人富裕層。
*都心部や繁華街にない「静かな住環境」を求める「外国人VIP層(特に欧米人)」がメインターゲット。
〔商品企画〕
- コンセプト
代々木公園一望の高台にある外国人ファミリー向け賃貸マンション。
「Manor:邸宅(英)」のネーミングから連想させるイメージ、すなわち、「高級感、広々とした住空間、比較的低層の建物」を具現化し、母国と同様に「家族とリラックスした時間を過ごせる住宅」を提供。 - 《建物》
・淡いピンク色を基調とし、モダンでハイセンスな気品の高い外観
・全住戸をコーナーユニットとし、眺望と採光に特に配慮
・パブリックゾーンとプライベートゾーンをセグメントし、プライバシーを配慮
・ペントハウスには代々木公園越しに六本木ヒルズを望む巨大ルーフバルコニー - 《設備》
・各住戸に「光ファイバーケーブル 最大100Mbps Bフレッツ」
・ホール、洗面所は間接照明を主体とし、リビングダイニングには米ルートロン社製調光システムを導入し、多様な照明シーンを演出(空間をより深く上質なものへ)
・洗練されたインテリアデザインと開放感あふれるキッチン(独アルノ社製)
・冷蔵庫(米GE社製)、洗濯機・乾燥機、食洗器、ディスポーザーの備え付け(一部住戸についてワインセラー実装)
・バスルームには仏アリア社製の浴槽を採用 - 《サービス・システム》
・セコムによる英語対応のマンションセキュリティシステム(24時間対応)
今後の事業展開など
日土地グループでは、立地・マーケットに加えて、近年の入居者の賃貸住宅に対する嗜好の多様化に対応したコンセプトを企画・事業化して、賃貸住宅の多様化を図っています。
都心型では、今回の外資系企業向け商品の第一号商品でもある「Azabu Manor」のほか、鉢山(渋谷区)の高級賃貸戸建住宅、西新宿ビル高層階の賃貸マンションなどの実績があり、「下馬(世田谷区)」ではSOHO対応型コンセプトマンションを開発しました。また、現在、南青山一丁目において、国内最大級となるコンバージョン住宅「青山コンバージョンプロジェクト」が4月の竣工に向けて進行中です。
そして、郊外型ではファミリー層をターゲットとした住宅開発を展開しており、新百合ヶ丘(麻生区)の定期借家方式の戸建賃貸住宅、西田原(秦野市)、秦野新町(同市)、和泉町(戸塚区)、天王台(我孫子市)にて、一団地開発などの街づくりによる低層テラスハウスなどの実績があるほか、賃貸住宅の多様化に加え、ビジネスホテル(京都、博多)やシルバー関連施設(葉山、戸塚、甲子園)などの開発実績もあります。
オフィスビル市況は2003年問題という大きな転機を経て、今後とも厳しい状況が続いていくものと予測されますが、今後も「Sクラス」・「Aクラス」の優良ビルを開発していく一方で、これらの賃貸住宅などによる資産の多様化を図り、競争力ある賃貸事業を展開してまいります。
以上