渡辺 裕

渡辺 裕

watanabe yu

2017年入社

資産運用

中央日土地アセットマネジメントは、グループの中で資産運用事業を担う会社です。中央日土地のデベロッパー機能を最大限に活用しながら、良質な収益用不動産を基にした不動産投資商品を企画し、投資家に提供しています。私は、2015年に運用を開始した「中央日土地プライベートリート投資法人(CNPR)」に関する運営、並びに投資家などに対するIR※に従事しています。グループ全体の事業にも影響を与えるため、厳しさとやりがいを感じながら日々の業務に励んでいます。

※Investor Relationsの略で、投資家などに対し、投資の判断に必要な情報を提供していく活動のこと。

なぜ中央日土地へ入社しようと?

大学では都市について学び、もともと高層ビルも好きだったことから、建物やその周辺に影響を及ぼすような開発に携わりたいと思い、デベロッパーを志望しました。中でも当社に魅力を感じたのは、社員訪問で複数の先輩社員にお会いした際、皆さんが楽しんで仕事に取り組んでいるのをはっきりと感じることができたからです。また、大学で管理不全マンションを研究する過程で、「ただ建物をつくるだけでは不十分であり、その後の管理も同じくらい重要」と痛感していたため、当社が建物の開発から管理・運営まで、一気通貫で取り組んでいるところにも非常に共感しました。

「中央日土地プライベートリート投資法人(CNPR)」とは?

不動産投資商品の仕組みを簡単に説明すると、「投資家から資金を調達し、その資金で不動産を購入。購入した不動産から得られる利益を、投資家に分配する」というものです。資金を調達したり、不動産を購入したりする主体が投資法人で、「中央日土地プライベートリート投資法人(CNPR)」もそれに当たります。運用は、業務委託を受けた資産運用会社(中央日土地アセットマネジメント)が行います。J-REIT※は証券取引所に上場しており誰でも投資可能ですが、CNPRは非上場の私募リートであり、投資家は年金基金や金融機関など、いわば「資産運用のプロ」の方々のみで構成されています。そのため、常に厳しい目で評価されていますが、投資家の中長期的な利益を追求し、当社グループの総力を結集して運用を行っています。

※JはJapan、REITはReal Estate Investment Trustの略で、日本版不動産投資信託のこと。

渡辺 裕

入社からこれまでのキャリアは?

入社後の配属はビルの運営管理(プロパティマネジメント)を行う部署で、大型複合施設などを担当していました。数多くのテナント様と接し、日常的な問い合わせ対応をするほか、清掃や設備、警備などの協力業者と連携し、どのように運営管理を行っていくのかを学ぶなかで「ビルは建てて終わりではない」と改めて肌で感じました。
入社3年目で現在の中央日土地アセットマネジメントへ異動し、最初はCNPR物件の運用部署に配属となりました。それまではビルの運営管理という現場の最前線でしたが、今度は経営の視点を持って建物に関わることになります。とはいえ、工事計画やコスト管理など、ビル管理で培ってきた経験が活きる場面も多く、すんなり業務に入ることができました。一方、物件の収益力向上に向けた業務については経験がなかったので、私にとってチャレンジングでしたが、リーシングや市況感を意識しつつ、10件ほどの物件に携わり経験を積んでいきました。
そして現在は担当職務が変わり、CNPRに関するIRに従事しています。日々新たな知識を吸収しながら、さらに専門性を高めていくことを目標にしています。

IRとはどのような仕事内容ですか?

IR担当の重要な業務に、投資家やレンダーへの決算説明があります。その際、全物件の利回りや収益推移、今後の分配金の見通し、物件取得や売却、さらには物件の環境認証の取得状況など、さまざま質問が寄せられます。IR担当は、それぞれの業務担当部署から報告を受けた上で決算説明に臨みます。当初は各部署の業務を把握し切れていなかったため、投資家の鋭い質問に即答できず、同席していた先輩に助けていただく場面もありました。反省を活かし、それ以降は各部署の業務状況について積極的に情報収集を行い、想定問答を作成するなど入念な準備を進めた結果、一歩踏み込んだ回答もできるようになりました。
最近、とある投資家に対して一人で決算説明を行ったのですが、「わかりやすかったです」と言っていただき、自分の成長を感じました。次回はより良いものを目指そうという前向きな気持ちになりました。
決算説明はその期の運用状況を皆さまにお知らせする重要な仕事であり、投資家やレンダーの皆様はIR担当の説明や資料を元に今後の投資や貸出の判断をされるため、責任も重大です。時には厳しいご指摘を頂くこともありますが、自らの思いや考えを直接お伝えできる貴重な機会であることや、会社の経営に関わる重要な業務を担っていることにやりがいを感じます。

中央日土地で働く魅力は?

入社前に感じた通り、楽しんで仕事に取り組み、より良いものを追求する「志」を持っている方が多いことです。また、グループ各社・各部署が一つのビルにまとまっているため、さまざまな分野の専門家に気軽に相談できる環境なのが嬉しいところです。私が所属する中央日土地アセットマネジメントでは、定期的に社長と1on1で話す機会があり、今後の会社の方針について自分なりの意見を持ち、自身の業務について社長と意見交換をすることもできます。私自身、周囲の方々から刺激を受けながら、さらに向上心を持って仕事に励み、活躍していきたいです。

my style

オフはどんな風に過ごしていますか?

①ダイビング
社会人になってから友人に誘われて、子どもの頃から興味があったダイビングを始めました。海に潜ると、写真でしか見たことのない景色が目の前にあらわれて圧巻です。運がいいと、カメやサメなどの珍しい動物と会うこともあります。日常では体験できない海の中の様子を見られることが楽しく、毎夏の恒例行事になっています。
②バイク
最近、大学時代の後輩に誘われてバイクに乗り始めました。青色の「Ninja250」が欲しくて探していたところ、バイクショップで運命的な出会いを果たし、当時は免許どころかまだ教習すら受けていなかったにも関わらず、即決で購入しました。今では週末にバイクを駆って、大好きな海沿いの夜景を見に行っています。高層マンションやビルの夜景を見ると、つい価格を調べちゃうのは職業病です(笑)

※記載内容は取材当時のものになります。