田中 瑠海

田中 瑠海

tanaka rumi

2019年入社

管理・運営

オフィスビルなどの不動産開発では、竣工後の運営管理を担うプロパティマネジメント(以降PM)業務が大切な役割を果たします。
私はそのPM担当として、建物全体の警備・設備・清掃のビルマネジメントや、入居後のオフィステナント様からの問い合わせ対応といった管理運営に携わり、テナント様やご利用者様が常に快適に利用できる空間を提供し、建物の価値を高めていきます。

中央日土地に入社を決めた理由は?

学生時代に東日本大震災の被災地ボランティアで、幼少期を過ごした岩手県・宮城県の地域コミュニティ支援に参加したことが、不動産に興味を持ったきっかけです。
現地に足を運ぶたびに復興していく街の姿に、人々は勇気づけられ希望と期待を寄せていました。建造物が持つ、人々の心を動かす力を目の当たりにし、不動産に関わる仕事がしたいと強く思ったのです。
中央日土地は、不動産コンサルティング業務のインターンシップへの参加がきっかけで、CRE戦略支援の業務内容に興味が沸いたとともに、お客様の課題解決に誠実に対応する企業姿勢に共感しました。そして、総合不動産会社としての業務の幅の広さ、仕事の選択肢が多いことに魅力を感じ第一志望に。選考過程では様々な部署の先輩社員と面談し、私の不安や疑問に丁寧に回答してくださいました。「ここなら頑張っていけそうだし、今後、キャリアを重ねていくうえで周囲に相談しやすい環境だ」と確信し入社を決意しました。

大型複合施設『京橋エドグラン』はいつから担当に?

入社1年目は、本社で蔵前・御徒町・亀戸エリアのオフィスビル5物件のPMを担当、実務指導員の先輩に指導を受けながら管理運営のノウハウを学びました。
そして、2年目から「京橋エドグラン」のオフィステナントの担当として管理事務室に配属となり、常駐しています。当施設は、当社が特定業務代行者の代表幹事企業として事業推進を担った、東京メトロ「京橋」駅直結、東京駅徒歩5分の好立地にある大型複合施設です。担当業務は大きく2つ。
1つが、各オフィステナント様からの日々の問い合わせ、緊急時の対応、修繕・工事関係、入退去、賃貸借・賃料交渉などの管理運営業務。もう1つが、建物の維持管理に関わる、警備・設備・清掃など協力会社の方々を統括するビルマネジメント(以降BM)業務です。入居されている40社以上のオフィステナント様は、最新鋭の設備が導入されている「京橋エドグラン」に対して期待感を持っていらっしゃるので、当然、管理運営に対しても高水準を求められます。2年目の若い年次から「京橋エドグラン」のPM業務の担当として任されることは、自らのスキルを高める大きなチャンス。とても嬉しかったですね。

田中 瑠海

印象深い出来事はありますか?

実は、京橋エドグランに配属されたタイミングが新型コロナウイルス感染症拡大時と重なり、通常業務に加え、安心・安全に関わる館内告知や消毒液の設置、感染者発生時の消毒作業手配など、着任早々にBM業務の施策実行が多々ありました。
協力会社の各スタッフとの連携を第一に、施設内を巡回して些細なできごともリアルタイムに収集し、維持管理のノウハウを吸収していきました。
ある日、協力会社の皆さんのご尽力に感謝を伝えたところ、清掃担当の方から「京橋エドグランはみんなで守っていくものだから」との言葉をいただきました。365日24時間稼働するビルを支える責任とPMの本質に触れる言葉に大いに励まされ、改めて奮起したことを覚えています。

様々な専門知識も必要になるのでは?

PM業務は、建物の設備や構造、契約に関する法務、法律改正の知識…など、理解していなければならない知識の幅は無限です。
例えば、入居後のトラブルも多種多様ですが、どんなに複雑な内容も担当である私が把握することから始まります。周囲と連携しトラブル解決に向けて、迅速に誠意をもって対応することで、テナント様との関係性が深まるきっかけにもなります。感謝の言葉もお叱りもダイレクトにいただけるのがこの仕事の醍醐味。身近にいる先輩からの実体験に基づいたアドバイスを受けながら、一つ一つ経験を積み上げています。
「田中さんに任せれば大丈夫」との声をいただくため、専門性を磨き、日頃からの信頼関係を大切することは不可欠だと感じています。
専門知識を付ける方法のひとつに資格取得があります。1年目の後半に、社内の資格取得制度を活用し「ビル経営管理士」を取得しました。また、当社には、社員が講師を務め、不動産のプロになるための業務知識が身につく「中央日土地カレッジ」を始めとした、人が育つ・人を育てる制度や環境が充実しています。

今後の抱負を教えてください。

「京橋エドグラン」の管理運営クオリティは私が担っている。そう胸を張れるよう、お客様の声を一つも漏らさずキャッチしていきます。周りの経験豊富な先輩方は、どんな場面でも慌てず冷静かつスピーディに対応されている。その姿勢からも多くを学んでいます。そして、新人や若手に対しても改善提案など大いに歓迎される環境なので、例えば、協力会社の点検情報の集約により、40社にものぼるテナント様へ周知のスピードアップなど実現したり、拘りを持ってポジティブに取り組んでいきます。
オフィスビルの管理運営に携わる中で、PM業務で得た経験は全ての不動産事業に通ずる、必ず活かせるスキルが多いと実感します。ジョブローテーションでオフィスビルや住宅の企画推進、不動産営業、どこでも成長できる自信があります。将来の目指す姿は、不動産を通して街や人・企業に対し付加価値を提供できる、お客様の期待を超えられる人材。自分自身のスキルアップのため経験を重ねながら何にでも挑戦していきます。

my style

学生時代に熱中したことは?

中学・高校の吹奏楽部でトロンボーンを担当してきました。大学ではビッグバンドを編成し、学園祭などに出演して「インコグニート」や「ブルーノ・マーズ」といった、お洒落なジャズミュージックやブラックミュージック系のカバーに挑戦していました。みんなで楽しんで演奏し、大きな歓声を浴びたときは最高の気分でしたね!

オフはどう過ごされていますか?

旅行好きが高じて、世界遺産検定を取得しました。受験勉強に励む中で、日本にはたくさんの魅力的な世界遺産があることを学びました。過去には、日光の「東照宮」や青森の「三内丸山遺跡」などに足を運び、日本の世界遺産巡りを楽しんでいます。特に「三内丸山遺跡」は、想像以上のスケールの大きさに圧倒されました。今後行ってみたい世界遺産は島根の「石見銀山」。どんな景色に出会えるのか、今から楽しみです。

※記載内容は取材当時のものになります。